令和2年度 図画ポスター・標語 受賞入選作品

平川小 一年
前田 桜丞

【作品講評】
 大きく口を開けて、楽しそうに歯磨きをしている姿がとても印象的な作品です。兄妹なのでしょうか。毎日の歯磨きを二人でしっかりと取り組んでいる様子が伝わってきます。色画用紙にクレヨンで歯磨きの様子を丁寧に線描し、水彩絵具を使って、髪や水を、にごりなく、すっきりと着色してあるので、とても明るい作品に仕上がっています。画面に散りばめられた赤色や黄色、青色のコントラストの美しさも魅力的です。

鹿児島市教育委員会学校教育課 
指導主事 前野 耕一

中名小 二年
西原 瑠華

【作品講評】
 自分をポスターのモデルとして描いているのでしょうか。大好きなカップと歯ブラシを使って、楽しく歯磨きに取り組んでいる様子が伝わってきます。きれいに歯を磨いてもらって歯も輝き、喜んでいます。にこやかな表情で大きく口を開けて歯磨きに取り組む姿と「はをみがこうはもよろこぶよ」のコピー(呼びかけの言葉)の組み合わせが効果的に働いており、シンプルな構成ですが、ポスターとして大変よくまとまっています。

鹿児島市教育委員会学校教育課 
指導主事 前野 耕一

西田小 三年
宇都宮 快晴

【作品講評】
 自分の経験なのでしょうか。歯の健康を考え、定期的に歯の検診に行くことの大切さを呼びかけたポスターです。表情から伝わってくるように、お医者さんに歯の点検をしてもらって安心感が増したり、気持ちがよくなったりしている姿がよく描かれています。コピー(呼びかけの言葉)を朱色、緑、青の3色のクレヨンで塗り分けてある点や背景の上の方をやや濃く、下の方は薄く着色してある点にも工夫が感じられます。

鹿児島市教育委員会学校教育課 
指導主事 前野 耕一

中洲小 四年
清水 優花

【作品講評】
 まっすぐ正面を見つめて歯磨きをしている女の子は、鏡の中に、将来の自分の姿を見つけたのかもしれません。自分の目指す姿を、吹き出しの中に、白い歯を見せている優しそうなおばあさんの姿として表した発想にセンスのよさを感じます。年齢を重ねても自分の歯で生活するために、子供のころからの歯磨き習慣が大切であることを分かりやすく伝えているポスターです。

鹿児島市教育委員会学校教育課 
指導主事 前野 耕一

紫原小 五年
生駒 美果

【作品講評】
 歯磨きのタイミングを知らせる赤色灯が光る中、歯の妖精でしょうか、丁寧に歯磨きをしたり、雑巾がけをしたり、水で流したりとそれぞれの役割に取り組んでいる姿が細やかに描かれています。歯や舌の配置を工夫したり画面中央部を暗く着色したりすることで、口の中の空間が感じられます。また、食後の歯磨きの大切さを相手に伝えるために、コピー(呼びかけの言葉)にも様々な色を配色するなどの工夫がみられます。

鹿児島市教育委員会学校教育課 
指導主事 前野 耕一

石谷小 六年
脇田 翔空

【作品講評】
 丈夫な歯を育てることと、元気な植物を育てることを重ねて歯磨きの大切さを訴えようとするアイデアのよさがとても光っている作品です。歯のキャラクターや歯磨きをしている人物、植物など、大変よく考えてデザインされています。また、図案やコピー(呼びかけの言葉)の配置や配色もしっかり考えられており、着色方法にも工夫が感じられます。ポスターとしての完成度も高く、歯磨きに楽しく取り組みたいと感じさせてくれます。

鹿児島市教育委員会学校教育課 
指導主事 前野 耕一

紫原中 三年
牧迫 美紗

【作品講評】
 生涯、自分自身の歯で食事をし、健康な生活を送るために、歯磨きの大切さを呼びかけたポスターです。かわいらしい歯のキャラクターが、歯磨きを続けたことで健康な歯という宝物へと辿り着いた様子の図案と「歯みがきで 一生輝く宝物」のコピー(呼びかけの言葉)が効果的に画面の中に配置されています。丁寧に描かれたレタリングやグラデーションによる着色など、中学生らしい高い表現技術もポスターとしての完成度を高めています。

鹿児島市教育委員会学校教育課 
指導主事 前野 耕一


福平小一年
もりた さくらこ

【作品講評】
 「はえかわ」ったばかりのはと、小学校に入学し、1年生としてあらたなスタートをきったさくらこさんのすがたがかさなります。「やさしくみがく」から、これからのみらいをたいせつしていこうとするようすがつたわります。  これからも、せいちょうしていくさくらこさんと、えいきゅうしがキラキラかがやいているみらいをそうぞうできるひょうごです。

鹿児島市教育委員会学校教育課
指導主事 重丸 功志郎

星峯西小二年
鶴田 心美

【作品講評】
 学校でならったはみがきのほうほうなのでしょう。「かかせない」ということばに、心美さんが先生や家族の言うことをしっかりと聞いて、はみがきをていねいにしようと考えていることがわかります。もう、一人ではみがきをしているのでしょうか。いとようじのつかいかたがだんだんと上手になってきているのでしょうね。心美さんのいっしょうけんめいにとりくむすがたが目にうかんでくるひょうごです。

鹿児島市教育委員会学校教育課
指導主事 重丸 功志郎

伊敷小三年
くぼ田 あきと

【作品講評】
 「はがさけぶ」という「たとえ」がおもしろい作品です。こどもにとって、「おやつ」はみりょくてきな食べ物ですが、はにとって、「おやつ」は、むしばきんとたたかうことがおおくなってしまう食べ物です。「さけぶ」というひょうげんから、はが、こまっていることがわかります。あきとさんが、そのきもちをそうぞうして、食べ物にしっかりと気をつかっていることがわかるひょうごです。

鹿児島市教育委員会学校教育課
指導主事 重丸 功志郎

石谷小四年
上野 星一郎

【作品講評】
 料理を作る人は、みんなをえがおにするために作ります。栄養や、味などをいっぱい考えて、作ります。そんな「おいしい料理」の「しめくくり」は、星一郎さんの出番です。「ごちそうさま。」のあとは、お皿をかたづけて、そのまま歯みがき。いっしょに食べた家族のえがおが見えてくるようです。料理を作ってくれた人に対するかんしゃも感じられるひょうごです。

鹿児島市教育委員会学校教育課
指導主事 重丸 功志郎

南小五年
森山 紗来

【作品講評】
 コロナウイルスのえいきょうで、会えなくなってしまった祖母との交流は、オンライン。おさないころ、家族に歯みがきを見てもらった人も多いことでしょう。5年生になり、紗来さんがしっかりと歯をみがくすがたを実況すると、その成長に祖母も思わず笑ってしまったのでしょうね。「オンライン」に、「なるほどね。」と少し感心しながら、ほほえんで読んでしまう標語です。

鹿児島市教育委員会学校教育課
指導主事 重丸 功志郎

原良小六年
野口 惺羅

【作品講評】
 小学校の高学年になると、歯みがきも自分一人でできるようになってきます。惺羅さんも仕上げみがきをしてもらうことで、ちょっとてれくさくなってしまいながらも、家族のやさしさを感じることができる時間を過ごしているのでしょう。惺羅さんの歯を大事にしてくれている家族に対して、心からの「ありがとう。」が伝わってくる標語です。いつまでも、わが子を思う家族のやさしさも伝わってきます。

鹿児島市教育委員会学校教育課
指導主事 重丸 功志郎

和田中一年
市坪 愛真美

【作品講評】
 「白」という色から想像できることに、清潔、純真、天使、染まりやすい・・・などがあります。ここでの「歯の白さ」は、何にも染まらない強さを表す色である印象を受け、歯の白さがもつ強さと目力がもつ強さを比較しているところが面白い標語となりました。何も言葉を発しない歯が、「ものを言う」と表現した愛真美さん。みなさんには、どんな言葉が聞こえてきますか。

鹿児島市教育委員会学校教育課
指導主事 重丸 功志郎