令和7年度 図画ポスター・標語 受賞入選作品

武郡山小1年
猪八重 じゅり さん

【作品講評】
画面中央に大きく口を開けた元気いっぱいの顔が描かれています。また、歯ブラシも前後に力強く動かした線で描かれており、歯ブラシのブラッシングの動きも見えてきそうです。画面の周囲には、ニコニコ微笑む人なども描かれており、歯磨きの大切さを思いながら楽しく描いた姿が目に浮かぶ作品です。

鹿児島市教育委員会
指導主事 前之園 礼央

石谷小2年
前田 翔之介 さん

【作品講評】
力強く元気な描線で、歯磨きを頑張る真剣な表情が生き生きと描かれています。また、白と青を基調とした美しい色彩が印象的ですが、それに加え、歯ブラシやコップなどの丁寧な描写やキラリと光る歯の表現など、毎日の歯磨きを大切に思う気持ちが伝わる作品です。

鹿児島市教育委員会
指導主事 前之園 礼央

武小3年
梅谷 理々華 さん

【作品講評】
奥歯や前歯の特徴や、コップを持つ手の構造などよく捉え、細部まで丁寧に描いています。また、歯ブラシに加え、デンタルフロスを使った歯間のケアをテーマとし、歯磨きへの意識の高さを感じます。人物の紫の服と合わせた大小の水玉が、背景にバランスよく配置され、躍動感と統一感を併せ持つ作品です。

鹿児島市教育委員会
指導主事 前之園 礼央

吉野小4年
金澤 大和 さん

【作品講評】
歯磨きと宇宙を組み合わせた独創的な画面構成が印象的です。球体である地球などの天体と歯の形とを関連付け、歯の隅々までブラッシングすることの大切さを楽しく表現しています。さらに、擬人化された歯には立体感を表す陰影が巧みに描かれており、確かな表現力が伺える作品です。

鹿児島市教育委員会
指導主事 前之園 礼央

原良小5年
溝口 璃 さん

【作品講評】
誰もが知る諺を基にしたユーモアあるコピーが見る者の心をつかむ作品です。笑顔で歯磨きをする人物は、丁寧に歯磨きをする習慣が、健康で幸福な生活につながることを連想させます。また、歯の中の人物などをパステルトーンで彩度を抑えて表現し、画面に奥行きを感じさせる工夫がされています。

鹿児島市教育委員会
指導主事 前之園 礼央

星峯西小6年
横山 真子 さん

【作品講評】
全体に淡い色合いで表現され、優しく親しみを感じる作品です。笑顔で並ぶ人物は、学校での給食後など、声を掛け合って歯磨きしている様子を連想させます。中央に描かれた光り輝く歯から、小学校卒業後も歯と口の健康を大切にしていこうという作者の思いが伝わってきます。

鹿児島市教育委員会
指導主事 前之園 礼央

天保山中2年
白坂 梨名 さん

【作品講評】
背景の成長の軌跡を表す写真のような表現と、その前に立つ笑顔の人物との組み合わせにより、普段、何気なく過ぎる毎日や、それと共に成長する歯の大切さが印象深く描かれています。また、丁寧なレタリングや、色数を抑え補色を用いた効果的な彩色など、中学生らしい確かな技量を感じる作品です。

鹿児島市教育委員会
指導主事 前之園 礼央


武山下小 1年
廉谷 柊歩 さん

【作品講評】
 新一年生らしい素直で前向きな気持ちが伝わる作品です。「ぴっかぴか」という表現が、明るい笑顔と希望に満ちた新生活の始まりを感じさせます。ランドセルと歯を同じように大切にしようという気持ちが伝わり、健康への意識を自分の言葉で表現できています。短い言葉の中に、生活の変化と心の成長が感じられる作品です。

鹿児島市教育委員会
指導主事 新名主 公哉

福平小 2年
みやぢ かほ さん

【作品講評】
 「お口のきんにく」という表現がとてもユニークで、よく噛むことが健康につながるという大切なメッセージを親しみやすく楽しく伝えています。噛むことで表情が豊かになり、口の筋肉が育ち、話す力や笑顔を支えることにもつながっていきます。日々の生活での気づきを、わかりやすい言葉で表現できている作品です。

鹿児島市教育委員会
指導主事 新名主 公哉

伊敷台小 3年
永田 湊人 さん

【作品講評】
「九年目」という表現が印象的で、思わずほほえみたくなるような温かい一句です。歯が生え始めた頃から続く親子の関わりが感じられ、日常の中にある愛情の深さをさりげなく伝えています。仕上げ磨きの時間が、単なる歯のケアにとどまらず、親子の信頼関係を築く貴重なひとときであることが伝わってくる作品です。

鹿児島市教育委員会
指導主事 新名主 公哉

石谷小 4年
宮下 昊大 さん

【作品講評】
「だえきたくさん 歯の味方」という表現に、よく噛むことの大切さと、唾液が持つ働きへの理解が込められています。唾液には、食べ物を飲み込みやすくするだけでなく、口の中をきれいに保ち、むし歯や歯周病を防ぐ働きもあります。よく噛むことが唾液を増やし、歯や口の健康を守ってくれることに気づかせてくれる作品です。

鹿児島市教育委員会
指導主事 新名主 公哉

向陽小 5年
岩永 直 さん

【作品講評】
「屋根より高く」という言葉には、「抜けた下の歯は屋根の上へ、上の歯は床下へ」という昔の風習を思い起こさせます。歯の生え替わりという成長の節目を、願いや祈りとともに受け止めていることが感じられる一句です。「強くなれ」という願いのこもった呼びかけには、未来への希望とたくましく育ちたいという気持ちが感じられる作品です。

鹿児島市教育委員会
指導主事 新名主 公哉

宮川小 6年
新名主 奏那 さん

【作品講評】
 「心と体の出入口」という言葉に、口の持つ役割への理解と思いが込められています。食べること、話すこと、呼吸すること、すべての基本となる「口」の健康が心と体に影響を与えるという考え方は、見る人に新たな気づきを与えてくれます。健康を見つめ直すきっかけを与えてくれる、深い気づきに満ちた作品です。

鹿児島市教育委員会
指導主事 新名主 公哉

皇徳寺中 3年
高浜 勇翔 さん

【作品講評】
「はいteeth」という語呂合わせにユーモアが感じられ、読んだ人を思わず笑顔にさせてしまうのではないでしょうか。写真を撮るときの「はい、チーズ」を「歯」と結びつける発想が柔軟で、中学生らしい感性と表現力が感じられます。白い歯で笑うということから、歯を大切にしようというメッセージが、自然に伝わってくる作品です。

鹿児島市教育委員会
指導主事 新名主 公哉